2021/07/06 16:00
「勉強をしなさい!」
お母さんがよく言うセリフです。
中学受験生にとって、この時期(夏休み前)はどれだけ成績が上がるかが大きなポイントとなってきますから、模試やテストの点数に一喜一憂しがちです。そして、わが子の成績が伸びないと学習量をもっと増やすことで成績を伸ばすと考えます。したがって、最初の「勉強をしなさい」というセリフが出てくるのだと思います。
しかし、残念ながら勉強時間を延ばしたり学習量を増やしたりしても成績は伸びないことが大半です。
勉強時間を延ばすことで成績が伸びるのは、これまでにほとんど勉強をしてこなかった人です。中学受験の勉強を始めたのが遅い人の場合は人よりも学習できていない単元が多いですから、勉強時間を増やすことでそれをカバーできるからです。
ただ、6年生の夏になりますと、ほとんどの人は学習単元終了しています。何より学習する時間もある程度確保されているはずです。ですから、学習時間を増やしても、あまり点数に結びつきません。
では、どうすれば成績が伸びるのでしょうか?
一見、まったく関係なさそうですが数多くの生徒を見てきて思うのは、成績を伸ばしたければ「勉強に向かう態度を改める」ということです。
まず、忘れ物の多い生徒は、確実と言って良いほど、実力ほど点数がとれていません。ミスが多いのです。忘れ物をしないためには、毎日自分のすべきこと、必要なもの、本日することなど確認をしなければなりません。忘れ物の多い人は、こうしたプロセスをすべて、もしくは一部を飛ばしており、そうした態度が試験に臨む際に出ています。忘れ物を完全になくすことができれば、こうしたプロセスを確認できているということですので、結果としてテストの答案用紙の書き方も変わってきます。
次回は勉強方法について書いてみます。
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